Elecrowにまとめて基板発注すれば送料はお得なのか

Elecrowへの基板発注時の送料自作基板
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はじめに

近年、中国メーカーへ基板を発注することで、個人でも非常に安く基板を作ってもらう事ができます。たとえば、私のよく使っているElecrowというメーカーでは、100mm×100mm以下であれば基板10枚で最低4.9ドルからです。
ただし、送料がそれ以上に掛かるのが玉にキズです。(2020/10現在、OCS/ANAエクスプレスで13.9ドルです。

これをなるべくお得にするために、一枚に沢山面付け(パネライズ)して送料を浮かせたりするのですが、そもそも注文する基板が大きすぎて100mm×100mmの範囲に面付け出来なかったり、異種の基板の面付けは正式には追加料金になるので、スリットなどの面付けでグレーな手法で発注が必要だったりといろいろ大変です。

実は、Elecrowではまとめてガーバー毎に複数件カートに入れて発注することで、一箱でまとめて送ってもらう事が可能です。ただし、重量によって送料が増えるため、基板の枚数と送料について備忘録としてまとめてみました。

複数件まとめて発注するには

複数件発注する方法は簡単です。通常の見積画面からガーバーデータのアップロードと製造条件を入力してカートに入れます。
このまま支払いを済ませると1件のみの注文ですが、もう一度見積画面に戻って、別のガーバーデータと製造条件を入力してカートに追加すれば2件カートに入ります。普通の買い物と同じイメージですね。これを繰り返していくだけです。

Elecrowの基板見積画面
見積画面

基板の枚数と送料について

私の発注した数量と送料を下記に記載します。
※下記は2020/3~5月あたりの送料です。このご時世ですので、随時送料が改訂されている場合があります。ご注意ください。
特に記載がなければ、発送方法は価格と速さのバランスの良いOCS/ANAエクスプレス。製造条件は、板厚t=1.6mm、銅箔厚1oz(35µm)、基板の表面処理はHASL Lead free(鉛フリー半田レベラー)で注文しています。デフォルトの有鉛のHASLと比較して2ドルだけ高くなります。
※個人的には趣味の工作なので有鉛でも問題ないですが。万が一鉛フリー専用半田ごてで作業する事になった場合のために…(会社で作業する気か!?)

※「半田レベラーで、異なる種類の半田同士(有鉛と鉛フリー)で実装を行うと、強度が弱くなる場合がある。」みたいなことがトラ技に書いてありました。リフローとかをする予定の基板は、注意した方がいいかもしれませんね。

事例①1件のみ発注

基板サイズ:100mm×34mm 枚数:10枚 重量:219g
料金:$6.9
送料:$13.23
合計:$20.13(一枚あたり約$2.01)

事例②まとめて3件発注

基板Aサイズ:95mm×72mm 枚数:10枚 重量:372g
基板Bサイズ:95mm×72mm 枚数:10枚 重量:372g
基板Cサイズ:59mm×39mm 枚数:10枚 重量:161g
料金:$6.9×3=$20.7
送料:$17.01(合計重量:905g)
合計:$37.71(一枚あたり約$1.26)

事例③まとめて3件発注

基板Aサイズ:100mm×100mm 枚数:10枚 重量:470g
基板Bサイズ:100mm×72mm 枚数:10枚 重量:372g
基板Cサイズ:95mm×72mm 枚数:10枚 重量:359g
料金:$6.9×3=$20.7
送料:$20.12(合計重量:1201g)
合計:$40.82(一枚あたり約$1.36)

おまけで+2枚とか多めに入っている場合が良くありますが、その際の重量・送料がどうなっているのかは謎です。事前にお金は振り込んでいるので、気にしなくても良いんでしょう。

Sawaga(佐川急便)発送を試してみた

【2021/8/10追記】
いつからかは判りませんが、発送方法にSagawaという項目が追加されていたので試してみました。
Sagawaとは読んでそのまま佐川急便のことのようです。

基本(1件)で$7.3と、これまで使っていたOCS/ANAエクスプレスより安いです。(7~10稼働日で到着と記載あり、納期は少し長くなりそうですが、Registered Airmailよりは安いし速そうです。)

発送方法でSagawaが選べる
発送方法でSagawaが選べる
Sagawa発注事例① まとめて2件発注

基板Aサイズ:96mm×92mm 枚数:10枚 重量:429g
基板Bサイズ:100mm×99mm 枚数:10枚 重量:368g(板厚1mm)
料金:$6.9×2=$13.8
送料:$9.3(合計重量:797g)
合計:$23.1(一枚あたり約$1.155)

板厚を1mmにした効果もあるかもしれませんが、2件(10枚+10枚)発注で$9.3と安かったです。

PayPalで支払ったため、いつも通りこちらの住所を入力する必要は有りませんでしたが、注文後「電話番号を教えてくれ」とメールが来ました。(運送業者に伝える必要があるとのこと)

国内の佐川急便で必要なだけかもしれないけど、一応国際電話番号として下記の様に変換して連絡しました。
090-****-**** → +8190-****-****
英語でのメールに慣れないため、DeepL翻訳を活用して対応しました。

今回の基板は、発注から土日含めて11日で到着しました。(当たり前ですが、佐川急便の人が家まで持ってきてくれました。)

まとめ

Elecrowに発注した基板の送料についてまとめてみました。
この結果をふまえると、1種類の10枚だけ注文するのは少し損で、2種類以上をまとめて発注したほうがコスパが良さそうですね。
ただ、私はこれまで「枚数5枚でも10枚でも同価格だし、普通10枚頼むでしょ!」と考えてましたが、もっと多種類をまとめて発注する場合、送料分を考えると枚数が不要な基板であれば、5枚発注もアリかもしれませんね。
また、基板の板厚は標準のt=1.6mmから薄くする方向は値段が一緒です。「値段も変らないし強度的に1.6mm一択でしょ!」と考えてましたが、ここでも送料に影響するなら、あえて薄くしてみるのもアリかもしれません。次回発注時に試してみたいと思います。

自作基板電子工作
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