土壌の酸性度を測るpHメーターを購入してみた

植物・園芸
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はじめに

土の酸性度を測るpHメーターを前から欲しいと思っていたのですが、ネットで売っている「4in1 Soil Survey instrument」という物を買ってみました。(4in1土壌測定器)
何故これを買ったかというと、趣味で育ててるブルーベリーが、一般的に「酸性土壌を好む」と言われており、これを確認するためです。
私が鉢に植え付けるときはいつも、鹿沼土50%+ピートモス50%をブレンドし、そこにコガネムシの幼虫忌避の効果があると言われているパーライトを気持ち混ぜる。という感じで植えています。

鹿沼土もピートモスも酸性の用土なのでpHは間違いなく酸性だと思いますが、一体pHいくらかなのは判らないことと、植えてすぐは問題ないのでしょうが、何年か後にも酸性を維持してるのか?と気になっていたのでこれで測ってみたいと思います。

今回は安さに釣られてAliExpressで購入したのですが、届くと激しく箱潰れ、、、嫌な予感がしましたが、やっぱりプローブ(アルミの棒の部分)が微妙に曲がっていました、、、返品するのも微妙な値段の物なので、とりあえずこのまま使ってみます。
Amazonでも売ってますので、心配な方はそちらで購入したほうが無難かと思います。(納期が長めに設定されているストアは結局中国からの発送かもしれないので注意してください。)

到着時の様子
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機能・操作方法等

日本語の説明書が付属していましたが、訳がすこし怪しかったので軽く使い方をまとめておきます。商品名の通り4つの機能があります。電源は9Vの角型電池(006P)で動作します。


電池との比較でサイズ感が大体わかるかと思いますが、結構大きいです。電池取り付け部は、秋月で売っているようなバッテリースナップが直接出てきています。電池交換する時に切れそうで怖いので気を付けましょう。

土壌のPHを測定する。

メインの酸性度測定機能です。裏面のスイッチは「PH」の方にスライドさせておく必要があります。このpHメーターで測れる範囲は下記の表になります。(数値は0.5刻み)

pH値pH領域
9.0アルカリ性
8.5
8.0
7.5
7.0中性
6.5
6.0
5.5
5.0
4.5
4.0
3.5
3.0酸性

測定方法は、下記のように簡単です。
①プローブを地面に垂直に挿す。
 深く差しすぎて植物の根っこを傷つけないように注意!
 また、石などでプローブ先端を傷つけないように注意!
②本体の「ON」ボタンを押すと、電源が入って測定したpH値が画面に表示される。
 念のため、複数箇所測定して平均をとったりする。
 測定終了後は、C/F-OFFボタン長押しで電源OFF。(放置しても勝手に消えます)
③その他注意点
 使用後はプローブ先端を拭いて保存すること(保護キャップ無くしそう)
 pHメータ―本体を地面に刺しっぱなしで放置しない!…実家にある電池の要らないタイプは外に刺しっぱなしで放置されてました。

土壌の温度を測定する。

土の温度を測定できます。(-9℃~50℃)種まき等の前に土の温度を確認したりするのに使えそうですね。また、私のようにベランダ鉢植えをしている場合、直射日光でかなり鉢が高温になっているので、土もかなりの温度になっていると想像できます。ブルーベリーちゃんごめんなさい、、、
測定方法的にはpHの方法と同じです。ただ、背面のスイッチを「℃」の方に切り替える必要が有ります。正面の「C/F-OFF」ボタンで℃(摂氏)とF(華氏)が切り替わります。

温度表示モード(水分量も同時に測定)

土壌の水分含有量を測定する。

土の水分量を下記の5段階で測定します。

DRY+<DRY<NOR<WET<WET+
乾燥 ~ 正常 ~ 湿い(なんて読むんだ?潤い?)

測定方法は温度と同じで、これも背面のスイッチを「℃」の方にしておく必要が有ります。上記の温度測定と同時に測れます。
取扱説明書には、測定する土が非常に乾燥していたり、湿り過ぎていたりすると正確にpHを測れないと書いてあります。乾燥している時は、土に水を撒いて30分程度置いておいてから測定しろと書いてあります。
これは、電池不要でアナログメータで測るタイプのpHメーターもありますが、それと同じ測定原理だからかな~、と思います。2種類の金属間に発生する電位を測っているのでしょうか?だとすれば土の湿っぽさはかなり大事ですね。できれば裏面スイッチの切り替えでなく、pHと同時に測ってほしいところです。(DRY+やWET+の時の測定結果はあやしいということ?)
このpHメーターの先端のプローブの材質は不明ですが、根元側はアルミっぽいです。先端が酸化しないように、付属のキャップは収納時に付けておくことにします。

無くしそうな保護キャップ

日照強度を測定する。

太陽の明るさを測定します。これは裏面のスイッチに関係なく常に測定しているようです。いるかなこの機能?という感じですが、一応下記の9段階で表示されます。

LOW-<LOW<LOW+<NOR-<NOR<NOR+<HIG-<HIG<HGH+
直射日光でHIG表示、太陽が少し雲に隠れたり、窓からの日差しレベルでNOR表示でした。

動作確認

実際に土のpHを測ってみました。現在私はアパート住まいなので、ブルーベリーは2本のみ鉢植えで持ってきてます。残りは実家に帰った時に確認してみます。
ちなみにブルーベリーには個別の品種の上に、大枠な系統の分類があり、簡単に主観で書くと大きく3つがあります。
①ハイブッシュ系:寒冷地向け、実が大きくて美味しいが暖地では無理な憧れの品種。ガチな人は暖地でも接木苗で育てる。
②ラビットアイ系:暖地向け、①と比べると実は普通。入門・育てやすい。
③サザンハイブッシュ系:①を暖地向けに改良したもの。美味しい。比較的育てやすいが木が小さくないですか?
私の住んでいるところは比較的温暖な地域なので、ノーザンハイブッシュではなく、ラビットアイかサザンハイブッシュを主に植えてます。ノーザンハイブッシュと比較してそんなに酸性度にシビアではないようです。それでも、理想はpH4.5~5あたり、最悪でもpH5.5以下をキープしたいところですね。

乾燥したプランターの土を測定

乾燥した土(DRY+と表示)に何箇所か刺したところ、やはり反応なしでpH7から変化しません。湿ってないと測れないようです。水をやって、30分以上後にブルーベリーの鉢を再度図ってみたところ、何度やってもpHは「6.5」未満は表示されませんでした。これはほぼ中性の結果ですが、ブルーベリーの土としてはpH高すぎですね。
植えてから2年目ですが、サボらずに毎年植え替えるのと、肥料とかで調整したほうが良いかもしれません。

ブルーベリーの鉢のpH測定結果


液晶画面ですが、説明書どおりプローブを地面に垂直に挿すと、斜め上から見下ろす感じになって視野角の問題でかなり見難いです。しゃがんで正面から見る必要が有ります。斜めに挿してやりたくなりますね。
また、懸念していた通り、土の乾燥度合いや挿す場所で結果が変わるので使いこなすのにコツが要りそうな感じです。
実家に持って帰って追加で確認した後は、親にあげようかな~。(外に刺しっぱなしにされないように。)

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