【柑橘栽培】カラタチの種を植えて自分で接木してみたい

カラタチ実生栽培 果樹・果物
当サイトのリンクにはアフィリエイト広告が含まれています。

カラタチ(枳殻)は、ミカン科の植物で柑橘系の果樹の台木として一般的に使われています。

実生のカラタチを育てて、接ぎ木の練習をしつつレモンの苗などを増やしてみたいと思い、カラタチの種を購入して育ててみました。

この記事は一年間の成長の記録です。

スポンサーリンク

カラタチの種の入手方法

カラタチの実が手に入れば良いのですが、身近に植えられているところがありません。
下記のようにカラタチの生垣があれば良いのですが…
トゲが物騒だからか、あまり見ないですね。

カラタチの生垣
カラタチの実

勝手に人様の生垣などから拾うのも良くないですし、実が売っていないので今回はヤフオクで種を購入しました。

ヤフオクで購入したカラタチの種
スポンサーリンク

種の植え方

今回の種は、1月という寒い時期に購入しました。

乾燥させると良くないとのことなので、すぐに植えて室内で管理するか、冷蔵庫(5℃)に保存しておき、3月上旬に種まきすることが推奨されています。

今回は、両方の方法で試してみました。

ポイント

・水に3日ほど漬けてから植える。土は1cmほどかぶせる。
・発芽温度:17℃~25℃
・土は特に選ばないようです。

スポンサーリンク

植えてみた結果

すぐに植えて室内で管理した場合

1月下旬:小さめのポットに植えて室内に置いておきます。

寒いうちに室内植え

3月末頃に芽が生えてきました。

室内植えのカラタチ発芽

5月初旬:だいぶ大きくなって葉が展開してきたので外に出してみます。
可愛いですね。

室内植えのカラタチを屋外へ

春になってから植えた場合

【観覧注意】幼虫の写真があります。

4月初旬:横長のプランターに冷蔵庫に保管していた種をまとめて撒いてみました。

春になってからプランターに種蒔き

春になってからプランターにまとめて植えた種も、元気に発芽してきました。
室内でフライングして植えたものを一瞬で抜かす勢いです。

種の発芽率はかなり高そうです。

(途中の写真を撮っていたハズが見つからず)いきなり8月中旬の状態です。

8月の様子

9月初旬:油断していたらアゲハの幼虫に食べられて爪楊枝になってしまいました。
細い幹ですが、カラタチ特有のトゲが既にたくさんありますね。

9月:アゲハの幼虫に食べられる

10月初旬:アゲハに食べられた葉が復活してきました。

10月:葉が復活

11月初旬:アゲハの幼虫ちゃんにまた食べられています。
なぜか小さい苗によく付きますね。

11月:再度アゲハに食べられる

まとめ

カラタチの実生の一年間の成長をまとめてみました。

大きい鉢で密度を下げて植えたらもっと大きくなれていたかも…と思います。

接ぎ木のトライは来年の春だと細すぎるので、再来年の春かな~

参考文献

下記はユズの本ですが、台木としてのカラタチの植え方と接ぎ木の方法が書いてあります。

音井 格(2000):新特産シリーズ ユズ 栽培から加工・利用まで:農文協

タイトルとURLをコピーしました