はじめに
中国の基板メーカーElecrowで、夏の1ドルキャンペーンが開催されていたので、お盆休みを利用して基板設計、発注を行ってみました。
今回のキャンペーンは、通常の100mm×100mm角の基板が、5枚で4.9ドル→1ドルになるというものです。(有鉛半田レベラーでの価格)
キャンペーン期間は、2022/8/1~2022/9/1です。
今回作った基板
今回、Elecrowに発注するために設計した基板を紹介します。
基板は全てKiCAD6を利用して製作しました。
最近バージョンを5から6に変えたんですが、色々便利になっていますね。
アナログフォトカプラLCR0203を使ったコンプレッサー基板
エレキベース用のコンプレッサーと呼ばれるエフェクターです。
ベース弾けないんですけどね…エフェクター作るよりまずは練習が必要です。
100mm×100mmにパネライズした状態が下記になります。
これ用に購入したLCR0203単体の動作確認記事はこちらになります。
詳細内容について、個別の記事を書いてみました。
NJW1616Tを使用した降圧DCDCコンバーター基板
秋月電子で購入したNJW1616Tを使用した降圧DCDCコンバーター基板です。
単純に興味本位で製作してみました。
昇圧コンバータも作ってみたいです。
100mm×100mmにパネライズした状態が下記になります。
もう少し小さくできそうですが、初めから4枚並べる想定で50mm×50mmで基板を引いてしまいました。
個別の記事を書いてみました。
可変型三端子レギュレータLM317、LM337を使った電源基板
可変三端子レギュレータLM317、LM337を使用した両電源基板です。
これは、以前製作したものが個人的に微妙だったので修正してみました。
100mm×100mmにパネライズした状態が下記になります。
前回は、秋月電子のユニバーサル基板Bタイプ(95mm×72mm)に合わせてましたが、今回は取り数を優先しました。
(その結果ヒートシンクははみ出して取り付ける仕様です)
製作・動作確認できたので、個別記事を書いてみました。
前回製作時の記事はこちらです。
TLP7920を使用したアイソレーションアンプ基板
東芝製のフォトカプラ光結合型アイソレーションアンプTLP7920を使用した絶縁アンプ基板です。
TLP7920は秋月電子で購入できます。
速度は遅いけど絶縁差動プローブ的に使えないかな?と思って興味本位で製作してみました。
一応シミュレーションはしましたが、ちゃんと動くかな~。
100mm×100mmにパネライズした状態が下記になります。
料金と送料について
基板料金について
今回のキャンペーンでの基本料金は100mm×100mmの両面基板、5枚セットで1ドルですが、表面処理を私がいつも選んでいる「鉛フリー半田レベラー」にしたところ、差額分のみ増えて1ドル→3ドルになりました。
※通常時は6.9ドル(10枚まで) → キャンペーン価格は3ドル(5枚まで)
それでも十分安いですね。
送料について
送料は複数件をまとめて発注することで、少しお得になります。
配送方法は複数から選択できますが、以前下記の記事で紹介した「Sagawa(佐川急便)」は安かったんですが無くなったっぽいです。残念ですね。
なので、今回の配送方法は「OCS/ANA Express」を選択しました。
送料は、基板1種類で11.65ドル、2種類同時発注で14.61ドルです。(重量550g)
※Yun Expressが2種類で9.33ドルと最安ですが、今回は選びませんでした。
今回は準備できたものから、2種類×2回に分けて発注しました。
1回あたりの金額は下記になります。
基板台3ドル×2=6ドル
送料:14.61ドル
合計:20.61ドル
4種類まとめて発注すれば、送料は増えますが1種類あたりの金額は一番お得になったのではないかと思います。
到着した基板
【追記】
基板が届いたので、写真を上げておきます。
各5枚で発注してますが、それ以上(10枚くらい)入れてくれているのが嬉しいですね。
※それもあって、少々シルクのスレやキズがあっても文句言えないです
まとめ
Elecrowの1ドルキャンペーンで基板を発注してみました。
送料を考えると、いつもの値段で各10pcs単位の注文も十分安いと思いますが、自分一人用だとそんなに要らないので今回のキャンペーンは丁度いいですね。
これらの基板はまた製作して動作確認出来たら、個別の記事にしたいと思います。
(まだ動作確認せずに放置している基板もあるんですが…)
お盆休みは終わってしまいましたが、9/1までまだ時間があります。
キャンペーン中にどれだけ発注できるか…、追加で作れれば更新したいと思います。