【レンズ紹介・作例】タムキュー・タムロン マクロレンズ90mm F/2.8 Model F017

タムロン製90mmマクロレンズF017 写真・カメラ
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はじめに

私の愛用しているレンズの一つとして、タムロンのマクロレンズ、SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD Model F017(いわゆるタムキュー)を紹介したいと思います。
私の所持しているのはニコン用で、カメラは現在D750で使用しています。

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スペックについて

焦点距離:90mm

タムキューの名前の由来のとおり、焦点距離は90mmです。ポートレートにもスナップにも使える万能な焦点距離ではないでしょうか。

F値:2.8

解放F値は2.8ですが、被写体に近づいて撮影するとどんどん増えてきます。(ニコンのカメラだけ?)
これは、マクロレンズでは撮影倍率が上がるにしたがってセンサーへの像の明るさが減少するため、ニコンのカメラでは実効F値で補正された数字が出てくる仕様だそうです。

レンズ構成:11郡14枚

レンズが多いのが良いことなのかどうなのか、専門家でないのでわかりませんが、高いレンズなのに枚数が少なくて軽いと損した気持ちになります。逆に重いと撮影時の負担にもなるし、難しいところですね。

最短撮影距離:0.3m

ピントの合う最短距離。レンズの先端からでなく、センサー面からの距離になります。
レンズの長さが約0.115mなので、レンズの先端から20センチ弱の近さということです。近すぎて自分の影が入ったりするので、本気出してマクロ撮影する時は下の写真のようにリングフラッシュを使ったりしています。

リングフラッシュ(K&F CONCEPT KF-150)を装着した写真
リングフラッシュ(K&F CONCEPT KF-150)を装着
最大撮影倍率:1倍(1:1)

マクロレンズなので、撮影倍率は1倍になります。一体何が1倍かというと、センサーに写せる被写体の大きさが実物と同じ大きさということになります。
分かりにくいですが、例としてフルサイズ機のD750のセンサーサイズは36mm×24mmです。
下の写真では小さい電子部品(セラミックコンデンサ)を撮影しています。方眼紙の1マスは5mm角で、真ん中の部品が1.6mm×0.8mmのサイズです。方眼紙は横7マスなので、約35mmの範囲が写っていることがわかります。

セラミックコンデンサと方眼紙の接写
セラミックコンデンサと方眼紙の接写


つまり頑張って最大限寄ってもこの大きさの物を画面(センサー)いっぱいに写すことは出来ません。
1倍だとこの位が限界ということになります。それ以上は高解像度のカメラでトリミングするか、もっと撮影倍率の高い変態レンズを使うか、顕微鏡の出番ですね。

フィルター径:φ62mm

これが小さいと保護フィルターなどが安く済むというメリットがありますw
φ82のレンズも持ってますが、保護フィルターやPLフィルターが高くて泣きそうです。

最大径:φ79mm

個人的にはちょうど手になじむ太さです。

長さ:114.6mm(ニコン用)

キャノン用は117.1mm、ソニー用は116.6mmと微妙に違います。

重さ:600g(ニコン用)

これもキャノン用は610g、ソニー用は585gと微妙に違います。ソニー用は手振れ補正機能を搭載していないとのことなので注意してください。(ボディ側の補正が有るので大丈夫なんでしょう)ということはこの差が手振れ補正ユニットの重量でしょうかね~。

絞り羽:9枚(円形絞り)

絞り開放から2段絞り込んだ状態までほぼ円形の絞り形状を保つとのことです。
解放F2.8から1段でF4、2段でF5.6です。

最小絞り:F32

私が良く使うのはF16までですが、F16でも接写すると被写界深度(ピントが合ってみえる距離)は超浅いです。あ、でも上で書いた実効F値で表示されているとすれば、実際の絞りの状態はよくわかりませんね。いずれにしろ、全体にピントの合った写真としたければ、深度合成が必要になりますね。

手振れ補正効果:3.5 段(シフトブレ対応)

ニコン純正や旧タムキューでなく、このレンズを選んだ理由は手振れ補正(シフトブレ対応)有りというのが大きいでしょうか。シフトブレについては、どの程度助けられているかは比較できないのでわかりませんが、手持ち接写時には効果を発揮しているはずです。でもマクロ域なので油断すると普通にブレます。手持ちである程度撮れているということ自体が凄いのかもしれません。
ニコン純正マイクロレンズ105mmにも手振れ補正は付いてますが、シフトブレは未対応かつ、発売も2006年と古かったのでちょっと敬遠してしまいました。

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作例

拙い写真ですが、作例として一応ストックフォトの国内大手、PIXTAの審査を通った写真を下記に載せておきます。

梨の写真です。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

ヤフオクで買って調子の悪い計測機器を分解してみた時の写真です。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

雨に濡れたミカンの実を撮ってみました。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

電子部品を沢山敷き詰めて撮影してみました。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

ザクロの実です。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

アケビではなくてムベ(郁子)の実です。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

ネリネ(ダイヤモンドリリー)の花です。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

ヤマモモの実です。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

収穫したブルーベリーの実のクローズアップです。
こういう撮影には、安い撮影ボックスと、クリップオンストロボのリモート発光を組み合わせています。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

ホワイトチアシードの接写です。正面から撮影する時は影になってしまうので、上で紹介したリングフラッシュを使用しています。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

ストックフォトで販売中の写真になります。その他の写真もリンク先のポートフォリオで見れるので、PIXTAのサイトもご覧いただければ幸いです。
ストックフォトとは何?という方や、ストックフォトで写真を自分も販売してみたいという方は、下の記事をご覧ください。

まとめ

私の愛用しているタムキュー(タムロン F017)と作例を紹介させてもらいました。
個人的にはタムキュー最高!マクロレンズが必要なら間違いなくお勧めですが、一つだけ懸念点を挙げるとすれば、ニコンのミラーレス「Zシリーズ」に対応していないことでしょうか。(マウントアダプタFTZを経由して、2020.10現在)

私も現在のD750が壊れたらZに買い替える権利を既に嫁から得ておりますが、タムキューが使えなくなるのが痛いな~というのが悩みの種です。

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