【レンズ紹介・作例】タムロン望遠レンズ SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2

タムロン 70-200mm F/2.8 Model A025 写真・カメラ
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はじめに

私の愛用しているレンズの一つとして、TAMRON製の望遠ズームレンズ、SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A025)を紹介したいと思います。望遠ズームレンズのF2.8通し、いわゆる大三元レンズと呼ばれる一角を担うものです。
私の所持しているのはニコン用で、カメラは現在D750で使用しています。
取り回しの良さから、望遠レンズはサンヨンPFを持ち出してしまうことが多いですが、このレンズで撮ってもかなり良い結果が得られます。重いですが、このレンズの方がホールド感があり、強力な手振れ補正機能も相まって歩留まりが良い気がします。

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スペックについて

焦点距離:70mm-200mm
F値:解放F2.8、最小絞りF22

望遠域(70mm-200mm)の全域で解放F2.8で撮れる、いわゆるF2.8通しレンズです。
高倍率のズームレンズ等は望遠側にズームしていくと解放F値が大きくなる物が多いですが、このレンズは大口径ですがズーム倍率を3倍以下と欲張らないことで、F2.8という明るさを保ちつつ、ギリギリ携帯性を損なわない常識的な大きさを維持してくれています。
F2.8通しレンズの広角(14-24mm)・標準(24-70mm)・望遠(70-200mm)の3つで大三元レンズと呼ばれています。そろえると役満でアガリということでしょうか?無性に物欲を呼ぶ名前です。私も気が付いたら揃えてしまっていました。このレンズ含め全部純正という訳にはいきませんが、、、

大三元レンズ
大三元レンズ
レンズ構成:17群23枚

最先端のナノテクノロジーを用いたeBAND (Extended Bandwidth & Angular-Dependency Coating) コーティングを採用しているとのことです。ニコンのナノクリスタルコートのような物でしょうか。
前玉にはフッ素化合物による防汚コートも施されているようです。

最短撮影距離:0.95m
最大撮影倍率:0.164倍(1:6.1)

ニコン純正(AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR)は0.21倍なので、それよりは寄れないですね。
撮影倍率の簡単な説明についてはこちらを参照ください。

フィルター径:φ77mm

サンヨンPFと同じφ77です。保護レンズは各レンズ毎に買って付けていますが、PLフィルターなど特殊なレンズは、手持ちのレンズで一番大きいサイズを買って、近いものはステップアップリングで対応するのが良いんじゃないでしょうか。

寸法:最大径φ77、長さ191.3mm(ニコン用)

キャノン用は191.3mmです。インナーズームなので、ズーム全域で長さが常に一定です。普通のズームレンズの様にニョキっと伸びないので、人を撮るときに”ズームして撮ってますよ感”が出ないのは良いですね。

初めから長いですが、長さが変わらないので常にレンズ先端を持つことができ、安定感が高いです。
300mm F4 PF(サンヨンPF)との比較写真を下記に載せておきます。

300mm F/4 PF(サンヨンPF)と70-200mm F/2.8との比較写真
サンヨンPFとの比較
重さ:1485g(ニコン用)

キャノン用は1500g、付属しているアルカスイス互換の三脚座を含んだ重量です。三脚座の重さを測ってみたところ109gでした。私は三脚を持ち出さない時は邪魔なので外して使っています。
それを差し引いてもサンヨンPF(755g)と比較してかなり重いんですが、撮影時は左手をレンズ先端に添えるため、このレンズの方が構えた時に手振れせずに安定して撮れる気がします。
片手撮影は無謀なので諦めましょう。筋トレにはなりそうですが、カメラのマウント部にも優しくない気がします。

絞り羽根:9枚(円形絞り)

絞り開放から2段絞り込んだ状態まで、ほぼ円形の絞り形状を保つとのこと。
解放F2.8から1段でF4、2段でF5.6です。

手振れ補正効果:5段(モード3時)

非常に強力な手振れ補正機能を持っています。レンズ本体の切り替えスイッチでモード1~3を設定できますが、どれがどういう動作かいつも判らなくなるので、下記に書いておきます。
モード1:基本のモード
モード2:流し撮り専用モード
モード3:補正効果最優先のモード

手振れ補正モードスイッチ


通常のモード1であれば、ファインダー像がピタッと止まって気持ちよく撮影できると思います。
モード3は撮影の瞬間だけ手振れを補正するような動作なので、ファインダー像はブレるけど撮影結果は一番手振れを抑えられるというモードです。(手振れ補正5段はこのモードでの値です)

ただし、このモードだと、サンヨンPFと同様にファインダーで見ている構図と撮影結果が微妙にズレることが増えるかもしれません。

モード2は流し撮り用なので私はあまり使うことがありません。1~3の機能をド忘れした際に、勘で2にしてしまうことがあるので注意しましょう。

作例

拙い写真ですが、作例として一応ストックフォトの国内大手、PIXTAの審査を通った写真を下記に載せておきます。(作例紹介は、そういう縛りでやっていきたいと思います…)

桃の実です。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

スモモの実です。豊作ですね。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

銀杏(イチョウ)の実です。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

果樹ばかりなので他の写真も。蓮華躑躅(レンゲツツジ)の花です。毒があります。
このレンズは、後ボケ・玉ボケが奇麗なので気に入っています。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

大久野島の子ウサギです。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

ひたすらに芋づるを喰らうウサギです。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

可愛さで誤魔化すため猫の写真を紹介しておきます。瀬戸内海のとある猫島で撮影しました。個人的にはこのキラキラ感が気に入っていますが、もちろん売れたことは有りません。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

更に猫の写真ですが、尾道で野良猫とは思えない毛並みの良い猫が居ました。

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(c)picmin画像素材 PIXTA –

ストックフォトで販売中の写真になります。その他の写真もリンク先のポートフォリオで見れるので、PIXTAのサイトもご覧いただければ幸いです。
ストックフォトとは何?という方や、ストックフォトで写真を自分も販売してみたいという方は、下の記事をご覧ください。

まとめ

私の愛用しているTAMRON製の望遠ズームレンズ、SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A025)と作例を紹介させてもらいました。
ついつい重さと手軽さでサンヨンPFを持ち出してしまう機会が多いですが、このレンズを使用しても負けず劣らずの結果を叩き出してくれます。コスパが物凄く良いレンズだと思います。

気になる点としては、私だけの環境かもしれませんが、Adobe Lightroomでレンズプロファイルが自動で設定されません。手動でリストから選べば適用できるので問題ないんですが、一手間必要ですね。
「現像設定」⇒「設定のコピー」で「レンズ補正」だけコピペすれば手間は少し減らせるかと思います。

気になるニコンZへの対応状況は、TAP-in-Consoleからのアップデートで対応可能なようです。安心ですね。最近発売されたZ純正の70-200mmが超高性能で魅力的ですが、、、

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