はじめに
私の愛用しているレンズの一つとして、TAMRON製の超広角ズームレンズ、15-30mm F/2.8 VC USD(Model A012)を紹介したいと思います。広角ズームレンズのF2.8通し、いわゆる大三元レンズと呼ばれる一角を担うものです。
私の所持しているのはニコン用で、カメラは現在D750で使用しています。
超広角の15mm~のレンズで、写り良し・手振れ補正もあり、かなりコスパのよいレンズです。個人的に超広角は難しくて苦手意識がありますが、うまく撮影できるとかなり良い絵が撮れます。もっと持ち出て練習したいと思うレンズです。
スペックについて
焦点距離:15mm-30mm
F値:解放F2.8、最小絞りF22
超広角域(15mm-30mm)の全域で解放F2.8で撮れる、いわゆるF2.8通しレンズです。F2.8通しレンズの広角(このレンズは15-30mm)・標準(24-70mm)・望遠(70-200mm)の3つで大三元レンズと呼ばれています。そろえると役満でアガリということでしょうか?無性に物欲を呼ぶ名前です。私も気が付いたら揃えてしまっていました。このレンズ含め全部純正という訳にはいきませんが、、、
レンズ構成:13群18枚
最短撮影距離:0.28m
レンズのかなり近くまで寄って撮影することができます。接写することで面白い絵が撮れるかもしれませんね。ただし、保護フィルターを着けられないので前玉をぶつけない様に注意しましょう。
最大撮影倍率:0.2倍(1:5)
撮影倍率の簡単な説明についてはこちらを参照ください。
フィルター径:装着不可能
フード一体型でレンズが出目金のような形をしているため、円形のねじ込みフィルターは装着不可能です。どうしても付けたい方は角型フィルターを買って付ける必要が有ります。
寸法:最大径φ98.4、長さ145mm(ニコン用)
キャノン用は142.5mm。
長くはないですが、直径はかなり太いです。カメラバックの仕切りに押し込むとパンパンになるので、持ち出すのに躊躇してしまうのが玉にキズです。
重さ:1100g(ニコン用)
キャノン用も同じです。
絞り羽根:9枚(円形絞り)
絞り開放から2段絞り込んだ状態まで、ほぼ円形の絞り形状を保つとのこと。解放F2.8から1段でF4、2段でF5.6です。
手振れ補正機能:有り
広角は手振れの影響を受けにくいとされてますが、手振れ補正が有ると安心感がありますね。〇段分みたいに数値は公称されていないようです。(新型のA041は4.5段分と書かれています)
ソニー用は手振れ補正機能を搭載していないとのことなので注意してください。(ボディ側の補正が有るので大丈夫なんでしょう)
作例
拙い写真ですが、作例として一応ストックフォトの国内大手、PIXTAの審査を通った写真を下記に載せておきます。(そういう縛りでやっていきたいと思います)
瀬戸内海の弓削島という離島での写真です。
消失点を意識した構図にしろ~と本に書いてあったので少し意識してみました。
橋の主塔を見上げて15mmで撮るとこんな感じです。
別の島での写真です。望遠端の30mmで撮るとこんな感じです。
まとめ
私の愛用している15-30mm F/2.8 VC USD(Model A012)と作例を紹介させてもらいました。
実は広角が苦手なので愛用というほど使っていない疑惑は有りますが、非常にコスパの良いレンズです。もっと持ち出て練習したいと思っています。
気になるニコンZへの対応状況は、TAP-in-Consoleに対応してないので、タムロンに郵送してアップデートしてもらえば対応可能とのことです。一手間掛かりますが、安心ですね。
Zは純正で優秀な広角レンズがあるので魅力的ですが、まずはこのレンズで広角への苦手意識を克服できてから買い替えですかね~